湖周地区最終処分場整備に係る地下水流動調査業務の進捗状況(水源採水)

2020年6月4日

最終処分場建設計画地周辺を流れる河川である上野川(支流である板沢川、鴻の田川含む)及び沢底川の各流域における地下水の流動状況を把握する調査を実施しております。

 

今回は、最終処分場建設計画地周辺の水源(11箇所)から採水を行いました。

今後、成分分析を行うことで「溶存イオン」「安定同位体比」等を明らかにしていきます。

 これにより、水の起源や年代、地下水の流動経路及び河川水と地下水の交流関係を検証していきます。

 

※「溶存イオン」とは

・電気を帯びた原子を「イオン」という。

・海や川、雨水などは純水ではなく、様々なイオンが溶け込んでいる。

・採水場所ごとに性質(水質)が異なる。

・それらを分析することで、水の起源や年代が明らかになる。

 

※「安定同位体比」とは

・同じ性質を有する原子でありながら質量数(重さ)が異なる原子を「同位体」という。

・同じ「水」であっても、存在する場所によって水分子を構成する「酸素」と「水素」の「同位体」に違いがあり重さが異なる。

・それらの質量を解析することで、地下水の流動経路等が明らかになる。

 

最終処分場建設計画地周辺水源(鴻の田第1水源)

 

最終処分場建設計画地周辺水源(有賀水源)

 

採水状況

 

採水状況